脱パチ体験を伝える
ある程度の期間(半年や1年)パチンコから離れることができると、どうしてもパチンコ地獄で苦しんでいた頃の記憶が薄れてきてしまいます。
「時間の経過と共に辛かった記憶が薄れる」ということは、人間が生きていく上で必然的なことで仕方がないのですが、しかし、脱パチしている方が「パチンコ地獄の記憶が薄れる」ということは、再びパチンコ地獄へ手招きされているようなものです。
実際、何年もパチンコをやめていた人が、ふとした衝動で再びパチンコ地獄に逆戻りするということもよく聞きます。
人は、いつまでも昔のことをそのまま覚えておくことはできません。
ですので、「少しのお金しか持たない」「リストやメモの作成」「金銭出納帳の記入」だけでは、その効果は薄くなっていくでしょう。
では、どうすれば良いのでしょうか。
それは、「自分の脱パチ体験を他の人に伝える」ということです。
私自身、数年前から何とかパチンコ地獄を抜け出してきましたが、だんだん過去の辛かった記憶が薄まっていっていることを感じていました。
しかし、このサイトを作って自分の脱パチ体験を書き、同じような状況の方からのメッセージや、「脱!パチンコ誓い掲示板」や「脱!パチンコ交流掲示板」への書き込みなどを見ているうちに自分の気持ちも整理ができ、また、自分自身もはげまされるようになりました。
本当に、なんというか自然に安定的にパチンコから距離を取ることができるようになりました。
以前は何度禁パチしてもせいぜい3ヶ月しかもちませんでした^^;
もし、あなたが過去にパチンコ依存症で苦しんでいて、現在は、幸運にもパチンコ地獄から脱出することができたのならば、ぜひその脱パチ体験を共有してみてください。
ホームページでなくてもブログやツイッターでもなんでも自分でできるもので構いません。
「禁パチ1日目・2日目・3日目……」というような記事で禁パチブログを作成している方も多くいます。
インターネットは閲覧するだけで、自分でブログとか作ったりするのが苦手な方は、身の回りの方(家族、恋人、同僚、友人など)で同じように苦しんでいる人が、もし近くにいれば、そっと声をかけてあげてみてください。
人を助けることは、間違いなく自分を助けてくれます。
人を助けることで、自分が忘れていたことに気づくことも多いです。
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