「迷惑リスト」の作成 [ ソフト面での対策 ]
重度のパチンカーが禁パチに対する高い意識を持ち続けるために非常に有効な手段が、過去に迷惑をかけたことへのリストを書くことです。
あなたがパチンコ地獄で苦しんでいた間、一方であなたは、家族や友人などに大きな迷惑をかけてきたと思います。
それは、家計のお金を盗んだり、勝手に消費者金融に手を出したりといった金銭的な迷惑もあると思いますが、何よりも残酷なのが「家族に対する信用を裏切る」ということだと思います。
逆の立場になって想像してみてください。
- 夫が作ったパチンコの借金のせいで生活が苦しいのに、またパチンコに行っている。
- 「パチンコに行かない」と固く誓ったはずなのに、どうやらまた行っているみたい…。
- 知らない間に借金がまた増えている。一体どうすればいいのか…。
- なぜ家族の私にも嘘をついてまでパチンコをするのか理解できない。
- 休日に家族でお出かけはしないのに、パチンコへは必ず行ってしまう。
家族に対してこんな疑いの気持ちを持たなくてはならないこと自体、本当に不幸せなことですよね。
また、私自身もそうですが、お子さんがいる方であれば、本来はお子さんのために使うべきお金や時間をパチンコに費やしてしまったことも多々あるのではないかと思います。
そんな、過去にあなたが迷惑をかけた行為を1つずつ思い出し、「迷惑リスト」として紙に書き残していくのです。
「迷惑リスト」は人に見せる必要はありませんので、以下のような内容を正直に、具体的に書きましょう。
- どんな状況でパチンコをしたくなったのか
- どれだけの時間とお金を使ったか
- 誰にどんな嘘や迷惑をかけたのか
- どうやってお金を工面したのか
- 本来の自分であればどんな行動を取るべきであったか
この「迷惑リスト」を書くことで、これまでにパチンコをして犯してきた愚かな行動を客観的に見つめ直し、あなた本来の思考パターンを脳にインプットすることができますので、パチンコをやめれるまで継続的に書くようにしてください。
書くことがなくなってきたら、思い出したら書くようにしてください。
もし、パチンコへ行きそうになったら必ず「迷惑リスト」を見てから行くかどうか判断してください。
それでも、パチンコへ行ってしまったら帰宅後、後悔すると思いますので、必ず「迷惑リスト」を書くようにしてください。
「パチンコ依存症」克服のため、自分の心理をじくっり見つめ直してみましょう。
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