依存症は持続的・継続的に
いろいろなことを実践してみることで、習慣化してしまっていたパチンコから、うまく距離を取ることができた方は、「禁パチしている」などとは思わずに、パチンコから離れられることができた「脱パチ」に対して純粋に喜びましょう♪
しかし、パチンコ依存症との戦いはもっと長い期間を視野に入れて考える必要があります。
医学的には、「依存症は一生完治しない」とも言われています。
例えば、「アルコール依存症の人が何年も禁酒していたのに、ふとしたきっかけで元の状態に戻ってしまった」というような話はよく聞きます。
また、逮捕される度に涙を流して反省するのに、何度も薬物使用を繰り返してしまう芸能人の話もよく聞きます。
これは、パチンコ依存症の方にもあてはまる傾向です。
最後にもう一点、とても大事なことをお伝えしておきます。
もし一定期間パチンコから離れることができたとしても、
「自分はパチンコ依存症は治った」とか、「自分の症状はそんなにひどくなかった」という勘違いは絶対にしてはいけません。
パチンコから離れて数日から数週間経つと、パチンコ依存症の人間は、過去にどんなに酷い目にあっていても、「あの時は運が悪かった」とか、「生活に支障が出ないように切り上げれば良い」というバカな考えが頭に浮かんできます。
そこで、おちいりやすい考えが、
「自分はパチンコ依存症ではなかった。
事実、ちょっと努力すれば、パチンコに行かないこともできたし、今度はほどほどに打てばいい。」
「1円パチンコなら、お金をそんなに使わないから大丈夫だろう。」
「自分のパチンコ依存症が治ったかどうか、パチンコ店を確認のため、のぞきにいってみよう」
という考えです。
思い出してください。
「本当にパチンコをやめたい!」と思うほど、ツラい目にあったはずです。
「パチンコ店に入ると自分をコントロールできなくなる」ことを痛感しているはずです。
私達は「パチンコ依存症」という病気なのです。
病気にかかる前の状態にはなれません。
ここで、試しにでもパチンコ店に入ってしまったら、100%の確率で、あなたは自己嫌悪と借金にまみれたパチンコ地獄に逆戻りします。
言っておきます。
チャンスはそうそう訪れません。
パチンコをせずに平和な人生を取り戻すか、パチンコ地獄で永遠に苦しむことになるのかは、ここが分かれ道なので、十分にご注意ください。
そして、二度とパチンコ地獄にはまらないようにするためには、高い意識を持ち続けることが必要です。
- 例え、新台オープンであっても、
- 例え、グランドオープンがあったとしても、
- 例え、高設定のみのスロットイベントがあったとしても、
- 例え、確変状態の台を打てるイベントがあったとしても、
「とりあえず台を見るだけ」などと自分の中で勝手に折り合いをつけ、パチンコ店に足を踏み入れたら最後です。
ご想像の通り、「見るだけ」で我慢できるほどパチンコ依存症の方は強くありません。
その日をきっかけに、同じ過ちを繰り返すようになります。
イベントは全て、パチンコ地獄へあなたを連れ戻すための罠にすぎません。
100%勝てる状態が、永久に続く訳はないのです。
パチンコ店へ入った瞬間から、パチンコ地獄に連れ戻されてしまいます。
私は、あの自己嫌悪をもう二度と味わいたくありません。
つまり、「パチンコ依存症との戦いは一生続く」ということになりますので、持続的・継続的に高い意識を持つことが必要です。
余談ですが、ゲームセンターでパチンコ・スロット台も打たないようにしましょう。
換金できないメダルでは飽き足らず、本物のパチンコ屋に何の違和感もなく移行していく可能性が高いです。
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