「金銭出納帳」の作成 [ ソフト面での対策 ]
パチンコでは勝った記憶が残りやすいので、勝っているイメージが浮かびやすいです。
勝つと「もっと勝とう」と思い、負けると「取り返そう」と思うのは悪しき考え方と言えます。
3ヶ月前、1ヶ月前、もしかしたら3日前のパチンコの収支も覚えていない方がほとんどです。
記憶にあるのは「777」の文字だけだったり、もしくは大当たりの熱い演出だけかもしれません。
きちんと金銭出納帳をつけるとわかりますが、相当な額をパチンコ店にみついでいます。
本当に必要な記憶を残すことが、パチンコ依存症を克服する方法の1つでもあります。
パチンコで遊んでいる記憶を少しでも現実的なお金の収支に置き換えることで、記憶の上塗りによる衝動を抑える効果が期待できます。
客が負けるようにできているパチンコにわざわざ付き合う必要はありません。
現実の支出額をしっかりと把握しましょう(・∀・)b
パチンコ専用の金銭出納帳(家計簿)を付ける
誘惑に負けてパチンコに行ってしまった時は勝っても負けても収支を必ず付けてください。
恐ろしい速度でお金が無くなることに気付くと思います。
あなたが3日も4日もかけて、仕事で稼いだお金(仕事した時間も)が、たった数時間で無くなることを身を持って感じるはずです。
勝っても負けても、行ったことに後悔しているなら、収支と共に3行日記のように苦しい心境を忘れないように克明に記録します。
コメントや自分の後悔した気持ち、今後の誓いなどを記入します。
通常の金銭出納帳(家計簿)を付ける
時間があれば、めんどうかもしれませんが、パチンコ以外の毎日のお金の支出も付けたほうがいいです。
買い物をした際には領収書をしっかりもらい、毎日の支出表を1円単位でつけます。
この、家計簿をつける理由は「本当のお金の価値観」や「1円、10円の大切さ」、「お金の節約」や「パチンコはどれだけ高額な遊びなのか」、「パチンコをしなければ、どのようなものが購入できるか」などを自分自身で色々考え実行できる効果が期待できます。
パチンコを行ってしまった場合にでも同じように記入しておくと、「許されないお金」を使ってしまったと実感できると思います。
借金の金銭出納帳(家計簿)を付ける
パチンコを続けている方の多くは、かなりの確率で借金を抱えていると思いますが、借金額の正確な把握すらできていないケースも多いと思います。
パチンコへ行ってしまうと、毎日数万円、多いときには10万円を超える金額のお金の出し入れがあるため、過去に借金額を計算していても、すぐに訳が分からなくなってしまうこともあると思います。
しかし、パチンコから離れられた方であれば、借金の金額が日単位で変動することはないはずです。
現時点で借金額が正確に把握できていない方は、勇気を出して借金額の整理をしましょう。
もし予想していたよりも多額の借金を抱えていたとしても、毎月の返済額があなたの収入の範囲内で返済できる額なのであれば、決して落胆する必要はありません。
難しく考える必要はありません。
あとは毎月コツコツ返していけば良いだけです。
返済のために工面したお金をパチンコに使ってしまったり、パチンコを打つために新たに借金を増やしてしまった時の、あの後悔と自己嫌悪を感じる必要はもうないのです。
正確に借金額を把握することができたら、後は毎月決まったタイミングで借金残高を減らしていきましょう。
パチンコさえしなければ、パチンコしていたときに比べれば、当然、借金残高の減りも早いです。
記入は返済するごとに、毎月の残高金額を書けばいいだけです。
あと、毎月1回は、各会社の残高の確認をするようにしましょう。
パチンコさえやめていれば、少しずつでも前に進めます。
また、パチンコに負けて返済のやりくりを考える必要がなくなるので、人間らしい平和な生活に戻りますよ(・∀・)b
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